何もしないと値上げ⁉ Adobe Creative Cloudの新プラン徹底解説

自動で値上げ⁉ Adobe Creative Cloudの料金変更 役立つかもしれない話

こんにちは!専門学校講師のイラレさんです!今回は、Adobeユーザーにとって非常に重要なAdobe料金プランの変更のニュースをお届けします。

2025年7月頭、AdobeからCreative Cloudの料金プランを同年8月から大幅に変更するとの発表がありました。この変更、何もしないと自動的に最も高額なプランに移行してしまう可能性があり、多くのユーザーに影響が及ぶ可能性があります。しかし、プランによっては月々1,300円ほど安くなる人もいれば、逆に1,300円ほど高くなる人もいます。いったいどういう事なのでしょうか?

この記事では、

  • 一体何が変わるのか?
  • 影響を受けるのは誰なのか?
  • 今後のおすすめプランは?

といった疑問に答え、ケース別の「損しないための具体的な対策」を分かりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください!

Adobe料金プランの変更点:コンプリートプランが2つに分裂!

今回の変更で最も大きな影響を受けるのが、Adobe Creative Cloud コンプリートプランをご利用中の方です。これまで一つだったコンプリートプランがなくなり、次の2つのプランへと生まれ変わります。

  • Creative Cloud Pro
  • Creative Cloud Standard

で、現在コンプリートプランをお使いの方は、何もしなければ自動的に料金の高い「Proプラン」へ移行する流れのようです。そのため、注意が必要ですね。

では、ProとStandard、何が違うの?

さて、この2つのプランの最大の違いは、生成AIで使える「クレジット」の数です。

ざっくり言うと、生成AIをたくさん使う人はProプランあまり使わない人はStandardプランという選択になります。

では、具体的にクレジット数と料金がどう変わるのか見ていきましょう。

旧コンプリートプラン新 Proプラン新 Standardプラン
生成クレジット/月1,000回無制限25回
プレミアム生成機能
(Firefly動画生成等)
利用不可月 4,000 クレジット利用不可
月額料金7,780円9,080円6,480円
旧プランとの差額(基準)+1,300円-1,300円

※プレミアム生成クレジットは、Fireflyなどの動画生成で使用します。

このようにProプランは、Photoshopの「生成塗りつぶし」などで使う標準クレジットが無制限になる上、動画生成も可能なクレジットが付与され、クリエイティブの可能性は広がるようですが、その一方で値段も上がるようです。

対して、Standardプランはクレジットが月25と大幅に減少するため、生成AI機能を頻繁に使う場合は、あっという間になくなる水準です。

【ケース別】Adobe料金プランはどれを選べばいい?

【ケース別】Adobe料金プランはどれを選べばいい?

では、今回のプラン変更が、私たちユーザーにどう影響するのか。4つのケースに分けて具体的に見ていきましょう。

ケース1:現在コンプリートプランを使用しているユーザー

影響は「大」です。 おそらく最も多くの方がここに該当するのではないでしょうか?
前述の通り、何もしなければ自動で料金の高い「Proプラン(9,080円/月)」に移行します。
「Standardプラン(6,480円/月)で十分」と考える方は、ご自身でプラン変更の手続きが必要です。

ケース2:単体プランのユーザー(Photoshop、Illustratorなど)

影響は「限定的」です。
現在契約中の方は、月額料金・生成クレジットともに変更はありません。
ただし、料金改定後に新規で契約する場合は、生成クレジットが月25まで減少します。

ケース3:フォトプランのユーザー

単体プランと同様に、影響は「限定的」です。
現在契約中の方は、料金・生成クレジットの変更はありません。
しかし、新規契約の場合は生成クレジットが月25に減少するため、Photoshopの「生成塗りつぶし」などを多用したいと考えている方は注意が必要です。

ケース4:学生版・教職員版・法人版のユーザー

これらのユーザーには、「Standardプラン」への移行という選択肢がありません。
基本的に新しい料金体系である「Proプラン」への移行となります。料金の詳細は契約内容によって異なるため、管理者の方は必ず確認するようにしてください。

Adobe料金プランProとStandard、どちらを選ぶべきか?

Proプランを選ぶべき人

ずばり、「仕事で生成AIをガンガン使う人」です。

生成クレジットは、Photoshopの「生成塗りつぶし」や「生成拡張」、Illustratorの「ベクター生成」などで消費されます。基本的な考え方は、「生成」ボタンを1回クリックするごとに1クレジット消費というものです。(一度に3つのパターンが生成されても消費は1クレジットです)

しかし、やり直し(再生成)も消費の対象です。イメージ通りのものが一発で出来上がらない場合、何度か試行錯誤するとクレジットはあっという間になくなります。月25クレジットでは足りない、という方はProプランを検討しましょう。

Standardプランでも良いかもしれない人

「生成系の機能はあまり使わない」という、従来通りの使い方をしている方です。
たまに「生成塗りつぶし」で簡単な修正をする程度であれば、月25クレジットでも十分かもしれません。ご自身の利用状況に合わせて賢く選びましょう。

Adobe料金プラン変更で今すぐやるべきこと

では最後に、損しないための具体的なアクションプランをお伝えします。

まず、ご自身の「生成クレジットの使用状況」を確認しましょう!

料金プランの変更は2025年8月1日からです。それまでに、ご自身が月にどれくらいのクレジットを消費しているかを確認してください。

  • 月25クレジット以内で収まっているStandardプランへの変更がおすすめです。
  • 月25クレジットを超えているProプランの利用を検討する必要があります。

いずれにせよ、ご自身の使い方を把握することが、最適なプランを選ぶための第一歩です。今すぐAdobeアカウントページで確認してみましょう。

まとめ

今回は、2025年8月から始まるAdobeの新料金プランについて解説しました。

  • コンプリートプランが「Pro」と「Standard」に分裂
  • 何もしないと自動で高額な「Pro」プランに移行
  • プラン選択の鍵は「生成AIクレジット」をどれだけ使うか
  • 今すぐ自分のクレジット使用状況を確認することが重要

私自身は、もはや生成AI系の機能を手放せない体になってしまったので、Proプランへの移行もやむなしかな…と思っています。

この記事を読んだあなたは、ProプランとStandardプラン、どちらを選びますか?ぜひ、ご自身の使い方を見直して、最適なプランを選択してくださいね。

公式サイト情報

今回のプラン変更に関する詳細や最新情報については、以下のAdobe公式サイトをあわせてご確認ください。

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